2005年8月12日(金)
モジ市で八日に強盗被害に遭った方に様子を伺おうと電話したところ、やはり直後のショックや恐怖が残るのか「そっとしておいて」と話を聞かせてもらえなかった。が、不幸中の幸い、前科者の写真を手がかりに犯人は逮捕され、家からは盗まれた家財道具が見つかり、ほぼすべて返ってきたという。治安の悪さは改善されてほしいが、警備が整ったとしても若者が少なく常に見張られたような町で暮らすのは寂しくないだろうか。
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岩手県人会は一年ほど前から、日本で賛助会員を集めている。これまでに、四十四人が入会。会員証の発行を始めたところ、結構喜ばれているそうだ。賛助会員が増えたからと言っても、会報やビデオなどを送る経費がかかるため、収支はとんとん。でも日伯交流の輪が広がるのが、一番の収穫だろう。
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移住地内を走る駅伝。ブラジルではあまり聞かない。さきごろボリビアのオキナワ日本ボリビア協会主催によるコロニア・オキナワ縦貫駅伝が、同コロニアで行われた。各移住地の七チームが参加、三十八キロを小学生から六十歳まで年代別に分けられた選手たちが走破した。一位のサンタクルスAチームの記録は2時間58分30秒。代表選手宣誓がよかった。「先輩の築いた三十八キロの道程を未来に向かって走り抜きます」。