2005年8月5日(金)
【エスタード・デ・サンパウロ紙四日】サンパウロ市議会は三日、市の建築条例の変更を賛成多数で可決した。昨年末にマルタ前市長が制定したアパートや商業ビルの建築面積にガレージを含むことを、今回は削除し、ガレージは別個としたもの。
建築面積総計が制限されている中でガレージを含むと住居や商業スペースが満足に取れないことから、前政権の〝幼稚な計算ミス〟として指摘されていた。今回の決議は第一次投票で、さらに第二次投票を経て市長決済となる。ただ今回は四十五議員の表決のうち四十四人が賛成(何故かPT議員一人のみが反対)していることから、次回も可決されるとみられている。
建築業界では従来の規制では、ビルはガレージしか作れず、このために今年に入ってから建設計画は止まったままだとして、市内への投資による経済効果、住宅やビルの不足の解消、雇用に大きな影響が出たと指摘している。