2005年8月4日(木)
【エスタード・デ・サンパウロ紙三日】社会保障院(INSS)の従業員ストが二日で二カ月を経過したことで、サンパウロ州では二百三十万人が窓口応対から閉めだされている。州内では六月二日のスト突入以来、百六十五カ所の窓口のうち五七・五%に相当する九十五カ所が全面あるいは一部閉鎖となっている。
全国では一千百八十九カ所のうち、二四・四七%に相当する二百九十一カ所の扉が閉まったままだ。ストは州都に集中しており、サンパウロ市の場合は二十七カ所のうち、ほぼ全体の二十五カ所が閉鎖され、全面応対は一カ所のみとなっている。
従業員は給与の最低額を一五〇〇レアルにするとともに、それ以上の永長勤続者に一八%の昇給を要求しているのに対し、社会保障院は一二%から一九%の昇給を来年から実施することを申し入れたことで、双方が平行線をたどりストが長びいているもの。労使双方は五日、ブラジリアで会合を持ち、歩み寄る気配を見せている。