2005年8月2日(火)
県連の七月代表者会議が二十九日午後四時からブラジル宮城県人会館で開かれた。会議では執行部が、先月開かれた第八回日本祭りの入場者数や収支状況の中間報告を行ったほか、今後の行事について話し合いが持たれた。またこの日の会議では、来年のフェスティバル開催の是非についても話し合われ、賛成多数で承認されたほか、中沢会長から日本移民百周年に向けた主要団体会合の開催に関する提案も出された。
会議の冒頭、田畑稔実行委員長が日本祭りの収支について中間報告。委員長は、正式な収支は後日報告するとしながらも、予算百万レアルに対し、支出も九十から百万レアルに上るとの見方を示した。
続いて高橋一水副会長が入場者数を報告。報告によると、期間中カトラッカを通った入場者は四万六千八百七十五人。これにカトラッカを通らずに入場した数を加え、全体の入場者数は八万から十万人程度になるという。
出席者からは、会場内の案内図の不備や、開催当初に電気、水道が来ていなかったことなどを指摘する声があった。また郷土食スタンドの並べ方について「舞台を中心にもう少し公平に並べるようにしてほしい」との意見が出たほか、委員会の中でフェスティバル専任の職員を雇ってはどうかとする提案もあった。
来年の開催の是非については、中沢会長が、会場の予約やスポンサーの交渉など一年前から始める必要があるとして同意を求めた。これに対して出席者から「県人会で話し合う時間がほしい」という声が上がり、一度は結論を来月の会議まで持ち越すことで合意した。その後、会議の終わりに再び提案が出され、賛成多数で来年の開催準備に入ることが決まった。
中沢会長はまた、日本移民百周年事業推進に向けてサンパウロの主要団体による会議を開催すべきという考えを示し、県連から百周年祭典協会に申し入れることを提案した。