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香川も50周年の節目=相互の絆確認、強化誓う

2005年8月2日(火)

 ブラジル香川県人会(二百会員、菅原パウロ会長)が創立五十周年を迎えた。七月三十日サンパウロ市ミランドーポリス区の同会館で開かれた式典には香川県の川北文雄副知事や塚本修県議会議長、同会員ら約二百人が出席した。
 菅原会長は「県との絆を守るために発足した会だった。八六年に県人子弟の訪日研修留学制度が実現し、九七年にはこの会館が落成した」と五十年の歩みを回顧。「今後も交流の場を作り、絆を強める努力をしたい」とあいさつした。
 川北副知事は「お互いを思いやる気持ちは永遠。これを機会に友好関係を強化するため支援をしていきたい」と応えた。
 続いて塚本県議会議長が祝辞を述べ、「一昨年にも南米を訪れ、県人会員の活躍を見聞きした。頭が下がる思い」と語った。
 県からの他来賓は六人の県議ら十六人で、移住家族会や仏生山国際交流会の関係者が含まれた。真鍋武紀知事も出席を予定していたが、厳しい水不足が続く県の渇水対策に追われているため、取り止めた。
 ブラジル側の来賓はサンパウロ総領事館の丸橋次郎首席領事、国際協力機構ブラジル事務所サンパウロ支所の石橋隆介次長、日本貿易振興機構サンパウロセンターの桜井悌司所長。一方、日系社会からは県連の高橋一水副会長、下元八郎元サンパウロ州議、援協の坂和三郎福会長、文協の松尾治副会長ら。
 また、アルゼンチンや北伯(ベレン)の同県人会長、南米の同県親善大使の笠松エミリアさん(パラグアイ)も出席した。
 来賓あいさつに続いて、同会館建設にあたって多額の寄付をした日本国際協力財団の神内良一理事長と、ブラジル日本語センターの谷広海理事長からの祝電が披露された。
 続いて高齢者表彰後、訪日留学研修生OB代表して増田ラケルさんが謝辞を述べた。祝賀会では太鼓演奏(木下節夫太教室)や舞踊、カラオケなどの余興が繰り広げられる中、出席者らは交流を深めた。