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エンブー市で移民能展=23日は4流派合同公演

小笠原潤さんの作品の一例

小笠原潤さんの作品の一例

 ブラジル能楽連盟(山口正邦会長)が『移民能展』を、23日までエンブー・ダス・アルテス市歴史地区のメストレ・アシス文化センター(Largo 21 de Abril)で開催中。最終日は午後3時から公演『第6回能楽の集い』も開催される。入場無料。
 日本での能楽経験20年、当地での舞台に協力してきた小笠原潤さんが50点の油絵を出展する。同連盟の生駒憲二郎さん、田中敏行実行委員長も陶芸、書道作品3点ずつ協賛出展、能をテーマにしたアート作品が楽しめる。開館時間は午前10時~午後6時、19~22日は休館。
 観世流、宝生流、喜多流、金剛流の4流派による合同公演では、代表的な祝言曲「高砂」(世阿弥作)を袴能(盛夏のころ,面や装束をつけず紋服・袴で行う能)の形態で上演する。非日系の若手の活躍も見もの。
 案内のために来社した生駒さんと田中実行委員長は、「敷居を低くして、子供も含め多くの方に能に親しんでもらいたい」と話した。
 問い合わせは同会場(11・4781・4462)、日語は田中さん(同・4704・3334)まで。