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大津・サレゾポリス=提携37年交流

2005年8月18日(木)

 熊本県大津町とサンパウロ州サレゾポリス市と姉妹提携を結んでから今年で三十七年。青年交換交流制度は二十年目を迎え、今年は日本から宮崎藍さん(23)、魚野伸明さん(42)の二名が四日に着伯した。
 今回は初めてペルナンブッコ州グラヴァター市へも訪問。小瀬真澄さんは「東北部との交流は初めて」と強調する。これは、サンスイの社長でもあり、同市役所の特別補佐官でもある平崎靖之さんが、ジョアキン・ネト・デ・アンドラーデ・シルバ同市長の「日本と交流したい」との申し入れを受けたことがきっかけ。今年五月には大津町へ小瀬さん、魚野正之サレゾポリス元市長が訪れ、実現の運びとなった。
 また、レシフェ総領事館を訪問。同市の小学校で交流を行った。パレードで盛大に歓迎してくれたそう。また、同市立、同州立高校のサッカー試合を観戦。勝ったチームには母県、「ロッソ熊本」のユニフォームを贈呈した。
 サレゾポリス市では市役所、市内見学をした。七日に同市内で行われた魚野正之さん宅での歓迎会については「七十三人も親戚が来てびっくりした。人の絆の強さを知った。ブラジルは誰とでもすぐ仲良くなれる気がする。この良さを日本にも持ち帰りたい」と宮崎さん。渡伯を決めた理由は、同町広報誌で同制度を知り「サッカーが盛んでコーヒーで有名な国、くらいしかブラジルの事を知らなかったので他の事も知りに、行ってみたいと思って応募した」と話す。
 魚野伸明さんは、魚野正之さんと親戚ということもあり、渡伯。以前も仕事の関係上マナウスを二度訪れたことがある。「先祖が移民としてブラジルに来ているので、自分の目でこの地を見ておきたかった」と言う。「国が大きいから人がおおらかなのが一番印象に残っている」と感想を話した。