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PSDBにも選挙資金提供=ヴァ氏、70人以上に160万R$

2005年7月28日(木)

 【エスタード・デ・サンパウロ紙二十七日】ヴァレーリオ氏の経営する広告会社SMPBは二十六日、同氏が一九九六年に経営に加わって以降、党や政治家個人に選挙資金を非公式に提供していたことを認めた。さらにグローボ紙によると、ヴァレーリオ氏は九八年、現在ブラジル社会民主党(PSDB)の党首を務めるエトアルド・アゼレード上議がミナス・ジェライス州知事の再選を目指した選挙でも、労働者党(PT)と同様に資金援助を行っていたという。
 同氏の経営するもう一つの会社DNAは九八年八月十二日、同年十月十九日を返済期限にミナス州政府の保証の下、ルラル銀行から九〇〇万レアルの融資を受けており、同時期にSMPBは、アゼレード知事を支援していた政治家や関係者七十人以上に計一六〇万レアルを提供していたという。PSDBに加え、自由戦線党(PFL)やブラジル労働党(PTB)、ブラジル進歩党(PPB)が同知事を支援していた。
 アゼレード上議は二十六日、今回の暴露はPTと政府から目をそらすためのもので、広告会社と銀行の間で貸し借りはあったが、自分とPSDBの同意はなく、今回の裏金疑惑とは話が違うとする声明を発表した。