2005年7月22日(金)
【フォーリャ・デ・サンパウロ紙二十一日】十九日に郵便局CPIで公開された、ヴァレーリオ氏の経営する会社、SMPBとDNAのルラル銀行の口座明細書で、四十八人の人物が口座から金を引き出していたことが確認された。
その中には、広告業者ドゥーダ・メンドンサ氏の共同経営者ジウマール・F・ダ・シウヴェイラ氏の名前がある。シウヴェイラ氏は、二〇〇三年四月三十日にヴァレーリオ氏の会社SMPBの口座から二五万レアルを引き出していた。
メンドンサ氏はルーラ大統領とつながりが深い広告業者で、〇二年の大統領選でも宣伝、広告を請け負っている。また大統領府広報局、保健省、ペトロブラスとも取引がある。シウヴェイラ氏は二十日、労働者党(PT)との正式な宣伝契約に基づき、諸経費の支払として同党から五〇万レアルを受け取ったと書面で声明を発表した。
クーニャ前下院議長の妻やゴーメス下議といったPT党員や関係者のほか、同明細書には自由党(PL)のロドリゲス下議や、野党の自由戦線党(PFL)、ブラジル社会民主党(PSDB)の関係者の名前も表れている。企業家のオリヴェイラ氏はブラント下議(PFL)の選挙資金として一〇万二〇〇〇レアルを引き出し、ミナス・ジェライス州のPSDB執行部員でセーラ市長の選挙キャンペーンも指揮したメニクッチ氏も二〇万五〇〇〇レアルを引き出したとある。同氏はPSDBをスキャンダルに巻き込むワナだと引き出しを否定した。