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■ひとマチ点描■活発な「小農の会」

7月14日(木)

 23回目を迎えた農畜産祭り(FAPIJA)が、ヅットラ街道経由でサンパウロ市から約80キロ、ジャカレイ市のサンパウロ州立コチア農業学校で17日まで開かれている。
 中でも、注目を集めているのが「ジャカレイ小農の会」の新鮮な野菜売り場。学校で南米諸国からの研修生たちを指導している、菅原エドワルドさんが先導して一昨年に発足。現在9農家が参加し、各種野菜を無農薬で栽培している。
 すでに同市内にある食堂6店と契約しているほど反応は上々だ。会員のひとり、マリア・ド・カルノさんは「徐々に栽培面積を広げている。将来は利益率の高いブロッコリーとアボブリーニャを中心にしたい」と意欲をみなぎらせる。
 菅原さんは「最初は皆さんから警戒されたが、いまは収入も増えているので、指導も容易になった、もっと団結して取組めるよう働き掛けるつもり」 (渡)