7月9日(土)
【エスタード・デ・サンパウロ紙八日】ミナス・ジェライス州都ベロ・オリゾンテ市の一部と近郊のノーヴァ・リマ市で七日、マグニチュード(M)三・三の地震が発生した。震度計によると、地震は午前〇時四七分に発生し、数秒間続いた。
最も揺れを感じたノーヴァ・リマ市では家屋が揺れ始めたことで、外に飛び出す市民が多く見られた。市当局によると、地震による目立った被害はなかった。震源地はベロ・オリゾンテ市の南部の地下と見られている。このため同市のバレイロとサヴァシの両区でも揺れが感じられた。
地震観測所によると、自然現象による地震のほかに、人的な原因の可能性があるという。鉱脈を採掘したことで地滑りが発生することが有り得るとして原因解明に乗り出す。
ノーヴァ・リマ市を中心とした一〇〇キロ以内の範囲で、一八五五年以来百十五回の地震が観測されている。これまでの最大規模は十二年前のイタグァラ市で観測されたM三・六だった。