7月8日(金)
【エスタード・デ・サンパウロ紙四日】十四日にサンパウロ市モルンビー・スタジアムで行われるリベルタドーレス杯決勝第二戦の入場券が三日、同スタジアムの売り場で発売された。午前九時から窓口受付開始を前に、三十分前からスタジアム周辺はサポーターが押しかけ身動きが取れない有様で、道路に溢れた人で交通も遮断された。
整理に出動した警官らは、ある程度の人出は予想していたものの、これ程とは思わなかったと驚いていた。窓口が開くと押し合いへし合いとなり、口論やケンカが続出、大混乱となった。窓口の数が少なかったことから、行列のサポーターから怒号や苦情が飛び交い険悪な雰囲気となった。このためあきらめて家路に着く人も多く見られた。
五時間にも及ぶ待ち時間の末、ようやく入場券を手にしたサポーターも多かった。結局この日は三万七千百九十四枚の入場券(窓口で三万三千九百九十四枚、インターネットで三千二百枚)が売れた。通常は二〇レアルの一般席が五〇レアルに値上げされたにもかかわらず、完売した。
同杯はサンパウロとアトレチコ・パラナエンセとの間でホーム・アエイ方式の決勝が争われる。サンパウロにとりアエイとなる第一戦はポルト・アレグレ市のベイラ・リオ・スタジアムで六日に行われる。最終戦となる第二戦はサンパウロのホームのモルンビー・スタジアムで十四日午後九時四十五分のキックオフとなる。当初十三日の予定が一日順延された。