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大統領、G8に出席=わずか12時間でトンボ帰り

7月6日(水)

 【エスタード・デ・サンパウロ紙五日】ルーラ大統領は七日、G8(先進七カ国とロシアの首脳会談)にオブザーバーとして出席するためスコットランドに向かう。しかし滞在はわずか十二時間、トンボ帰りで帰国する。
 予定では早朝到着後、会場のホテルに直行し、これまた特別招待国の中国、インド、メキシコ、南アフリカの首脳と会談した後、G8主催の昼食会に出席する。大統領はイギリスのブレア首相との会談を希望しているが、未確認となっている。随行はアモリン外相のみ。
 今回のG8サミットはアフリカ諸国への開発援助がテーマとなっており、ために発展途上五カ国が特別招待されたもの。関係筋は二年前に初めてサミットにブラジルが招待されたものの、期待を持って勇んで出かけたにもかかわらず成果がゼロだったことから、今回も同じ結果に終わると見ている。前回は貧困撲滅基金の創設を提案したがG8からソッポを向かれた。今回は政局スキャンダルが露呈したことで、各国に悪い印象を持たれていると指摘している。