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普段の白装束で受章=弘田さん名誉市民に=サンパウロ市議会

7月2日(土)

 手のひらの力で病気などを治療するとして知られる弘田智康(まさつぐ)さんが先月三十日、サンパウロ市議会において名誉市民章を受章した。
 式典には文協の吉岡黎明副会長をはじめ、カンピーナス市、アチバイア市などから関係者や普段弘田さんに治療を受ける友人ら約二百五十人が集まった。また、妻のまり子さんや姉の立川潤子さんも臨席し、夫・弟の晴れ姿を見守った。弘田さんはこの日普段と変わらぬ白装束で式に臨んだ。「靴は磨いてきた、ズボンも洗ってきた」と飾らない様子。ケーブルテレビの取材にも堂々とした様子で質問に答えていた。「みなさんがこうしてくれてありがたいことです」と話す弘田さん。姉の潤子さんによると「子供の頃から勘の鋭い子だった、白い服は十八年くらい前から着始めた」という。