7月1日(金)
「第二十七回サンパウロ宮城仙台七夕祭り」(主催・ブラジル宮城県人会、リベルダーデ文化福祉協会・ACAL協賛)が二、三の両日、リベルダーデ広場を中心に開かれる。東洋街の風物詩として定着した同祭り。八十本の七夕飾りが今年も冬のリベルダーデを彩る。会場の催しには約七百人が参加。二日目の日曜日には同じリベルダーデ広場で東洋市も開かれる。主催者側では二日間で十三万人の人出を見込んでいる。三十日、案内のため関係者が来社、「今年は新しい踊りも紹介できると思います。大勢の人にみてほしい」と呼びかけた。
二十七回目をむかえたサンパウロ七夕祭り。広場では前日から七夕の飾り付けが始められる。きらびやかな七夕飾りが風にたなびく光景を楽しめそうだ。
開会式は初日午後二時半から。大阪橋の鳥居前で関係者がテープカットを行う。続いて南米大神宮による神事が行われ、会場の催しに移る。
広場で行われる催しには、今年は二日間で約二十団体、七百人が参加する。初日のパレードでは日舞や太鼓、阿波踊り、ヨサコイソーランなど、今年も華やかな踊りの列がリベルダーデ広場の街路を埋める。
午後五時半からはミス七夕のカラオケショー。ミス七夕カラオケに選ばれた小野智恵美さんが出演する。
二日目は午後一時から、各種の催しやラジオ・ニッケイの公開番組なども行われる。
案内のため三十日、池崎博文ACAL会長、鈴木運蔵宮城県人会理事など関係者が本紙を訪れた。
池崎会長は「いつも同じものという声はあります。しかし、七夕は何百年と続く祭り。昔ながらの伝統を大切にしたい」と開催に向けた抱負を語った。
リベルダーデ広場での催しは、二日が午後八時二十五分まで。三日は午後一時から五時四十五分(閉会式)まで。