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在留邦人が漸減傾向=聖総領事館=管内で調査=昨年現在5万7千人

7月1日(金)

 サンパウロ、マット・グロッソ・南マット・グロッソ、ミナス・ジェライス各州の一部の在留邦人数が過去五年間で漸減傾向にあることがこのたびサンパウロ総領事館の在留邦人の実態調査(二〇〇四年十月一日現在)で、分かった。
 同地域での二〇〇三年の長期滞在・永住の総数は五万七千五百九十一人と、昨年の五万五千七百五十九人から千八百三十二人減少した。
 長期滞在者では〇三年に比べ、民間企業関係者が七十五人減の千三十三人、自由業関係者が三十八人減の百十四人、留学生・研究者・教師が十三人減の七十二人。一方、報道関係者が一人増、政府関係者が六人増えている。
 また、永住者は千七百一人減った。
 一方、〇四年の海外在留邦人数調査統計(〇四年十月一日現在)によると、全世界では在留邦人は過去最高の九十六万一千三百七人に達し(対前年比五・五%増)、この割合で増加し続けた場合、今年中にも百万人を突破すると見込まれている。
 在留邦人の最も多い国はアメリカ(三十三万九千三百八十七人)、次いで中国(九万九千百七十九人)、三位がブラジル(六万九千十九人)。
 北米地域では一九八五年以降連続で在留邦人が増加しており、今年は前年比二・九%増の三十八万二百二十八人。アジアでも前年比一三・七%増の二十三万四千七百三十四人。一方、南米地域は一・七%減の九万二千六百七十六人となった。