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7月1日(金)

 パラグァイにも「県連」(都道府県人会連合会)がある。総会を開催すると、オブザーバーを含め二十数県人会の代表が集まる。さきごろ、今年度の定期総会を行い、事務局を「はまなすセンター」(サンパウロの北海道交流センターに該当)に置く件を検討した。来年度以降、事務局業務執行を確保するのに、JICAのシニアボランティア派遣を要請するとか。実現すれば、その人件費は〃ただ〃。ブラジル県連の場合、青年ボランティアは派遣されているが、パラグァイはぜいたく?
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 日系老人ホームで、終末医療(ターミナル・ケア)という言葉がよく聞かれるようになった。サンパウロ病院(サンタクルース駅近く)で毎週水曜日午後四時から午後七時まで、ホスピスに関する医療相談を受けられる。老人病の専門家によれば、家族が悩みなどを打ち明けて、医師らが家庭を訪問。診察・指導するタイプだそう。末期がんの患者などが実際に入る施設は、入居費などの問題で、ブラジルにまだ根付いていないらしい。
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 日本アマチュア歌謡連盟(NAK)主催の世界アマチュア歌謡祭が来年二月にサンパウロで開催される。日本のみならず、アメリカ、中南米各国からも出場者が集まる予定。五月末に訪日した同連盟ブラジル本部の石井久順顧問と北川彰久本部長は、外務省および議員会館を訪問。それぞれ町村信孝外務大臣、武部勤自民党幹事長を表敬し、協力を要請した。
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 米アカデミー賞長編アニメーション賞や独ベルリン映画祭金熊賞を受賞するなど、世界中で話題となったアニメ映画『千と千尋の神隠し』から三年。宮崎駿監督の最新作『ハウルの動く城』がブラジルでも来月から一般公開されるにあたり、サンパウロ市の映画館などが関係者を招き、先行試写会を行っている。動くはずない城が歩き、飛ぶはずのない不思議な形をした飛行機が飛び回り、蒸気機関時代のレトロな車が走り回る宮崎ワールドだ。プレエストレイアが七月二十九日、本公開が八月五日からの予定とのこと。ついつい「ラウル」と言ってしまうが、日本では「ハウル」だそう。