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賞味期限、実は2つ=開封後の期限未記入多く

6月24日(金)

 【エスタード・デ・サンパウロ紙二十日】食料品などの賞味期限の表記が二通りあることが意外と知られていない。通常は製造月日から数えての賞味期限が包装紙やレッテルに明記されているのみだが、実は開封してからの期限の表記も義務づけられている。
 保健省や農務省が定めた消費者保護法が義務づけているもので、開封後、外気に触れ、バクテリアなどの菌で変質する商品が多いという。ブラジル消費者保護協会(IDEC)がサンパウロ市内のスーパーで、百五十四製品を調べたところ、三分の一に相当する五十三製品に開封後の期限の明記がなかった。
 IDECによると、例えばバターやマーガリンをベースとした食料品は開封しなければ八カ月持つが、いざ開封してしまうと十日間のみだという。ヨーグルトは一カ月に対し五日間、クリーム状チーズは三カ月に対し五日間、レケイジョンは二カ月に対し八日間となっている。

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