6月18日(土)
【エスタード・デ・サンパウロ紙十七日】運転免許証の更新に、事故防止と応急手当の講習が義務づけられ、二十日から実施される。また更新費用は明らかにされていないが、四五レアルから六五レアルと予想され、従来よりも高くなる。免許証の有効期間は五年間。交通局では二〇一〇年までに全国二千五百万人が講習やテストの対象となるとみている。
講習は最低十五時間で、交通局の承認を受けた自動車教習所や交通関係機関で行われる。修了者はテストを受ける必要がない。最寄りに教習所などが無い場合、交通局や公共機関で通信教育が行われる。修了時、三十項目にわたるテストがあり、その七〇%を得点しなければならない。
また交通局が四十日以内に発刊するテキスト(模擬テストや説明が盛りこまれている)を使って独学することも可能。交通局は、講習やテストは、事故の際に救急活動を強いるのではなく、一般常識を身につけて対処するのが目的だとしている。外国とくに日本では以前から実施していると説明している。