6月1日(水)
祖国の恵まれない人々に衣類を贈ろうと、長野県内のガラス加工メーカーで働く、長谷川エドウィン・ヒデキさん(22、三世)が昨年、「2004 ブラジルに冬物衣類を送るキャンペーン」を展開。集まったセーターやジェケットなど五千着がこのほど、サントス港に届いた。
サンパウロ日伯援護協会(酒井清一会長)に贈られたもの。去る五月十九日の定例役員会で、報告があった。
このガラス加工メーカーは、ニットー(牧勇男代表取締役、社員四百人)。須坂市内に四つの工場を所有。日本電気硝子、伊藤プラスティックなどと取引がある。
平成三年ごろから、日系ブラジル人を常時百人以上雇用している。日本人の同僚などが、まだ着用可能な衣服を捨てる姿をみて、長谷川さんはキャンペーンを思いついた。長野市国際交流コーナー、長野県国際課などが協力した。
援協によると、近く税関を通る見込みだという。