さきごろ、大阪橋袂で日本人路上生活者が〃発見〃されたとき、地元から「援協はすぐにも援助の手を差しのばすべきだ」との声があがった。援協の態度は「本人から助けてくれ、と要請がなければやらない」。予算が潤沢でないので、こういう態度も理解できる。
二十六日、フィリピンのミンダナオ島などで旧日本兵二~四人が生存している、という情報が日本大使館に。第三十師団の精鋭だった若者たちが六十年余も島の山岳地帯に残され、復員しそびれていた、というのだ。今、八十歳代の後半。
七二年の横井庄一元軍曹の場合、日本政府がしゃにむに日本に連れ帰った状況だったが、今度はちょっと違う。旧日本兵かどうか確認後、本人たちに帰国の意思があるか否かを聞いてから…だそうだ。
時代や人情が変わったのか、民主主義が徹底?したせいか。(神)
05/5/28