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コラム オーリャ!

 かつては、「日本人が三人集まれば、会を作る」と言われていたと聞く。組織的活動を得意とし、私を滅してでも所属団体に尽力するのは、日本人の特質といえよう。
 そこで出てくるのが世代論。南銀やコチアの崩壊を次世代の責にする言は、今やコロニアで世代交代を語る際の枕言葉のようだ。「リーダーと呼ばれていた人たちは、私財を投じてまで団体の発展に寄与した。それがどうだ今は・・」と続く。
 しかし、神奈川県人会の問題は理解の限度を超えている。様々な憶測があるが、前会長が会館を独断で売り払った理由もはっきりせず、総会では、「会を解散しては」という意見まで飛び出した。
 会費を払っている会員は三十人ほど。会館維持費は、月千五百レアル程度の赤字。本年度予算はマイナスでスタート。そして、裁判。役員たちの嘆息を先人たちは感じているだろうか。(剛)

05/5/20