ホーム | ブラジル国内ニュース(アーカイブ) | サンパウロ州の人口、4000万人へ=カナダ、アルゼンチンを上回る

サンパウロ州の人口、4000万人へ=カナダ、アルゼンチンを上回る

5月19日(木)

 【エスタード・デ・サンパウロ紙十八日】サンパウロ州データ分析システム財団は十七日、サンパウロ州の人口が七月三十日に四千万人を突破する見通しだと発表した。
 サンパウロ州の人口は百七十八カ国のそれよりも多い。オーストラリアの人口二千万人の二倍で、カナダの三千百九十万人を上回る。南アメリカではアルゼンチン(三千七百九十万人)を超え、コロンビア(四千五百三十万人)に次いで二番目に多い。
 同州の人口は全国の二一%を占める。二番目に人口が多い州はミナス・ジェライス州(〇三年に千八百四十万人)。
 各市の人口をみると、最も多いのはサンパウロ市(千七十四万人)で、以下グアルーリョス市(百二十三万人)、カンピーナス市(一〇二万九千人)、サンベルナルド・ド・カンポ市(七十六万八千人)と続く。
 同州の人口増加率は、九一年から二〇〇〇年までは年平均一・八%、二〇〇〇年から〇五年までは一・六%で、それぞれ全国平均を上回った。〇五年までの五年間の年齢別増加率をみると、十五歳以下は〇%、十五歳以上二十九歳以下は一%、三十歳以上四十四歳以下は一・六%と低かったのに対し、四十五歳以上五十九歳以下は四・二%、六十歳以上七十四歳以下は二・六%、七十五歳以上は三・九%と、医療技術の向上と長寿による高齢化の進行がうかがえる。
 男性と女性では、平均寿命が八年長いこと、他州からの流入が多いことから、女性の人口が男性を上回っている。女性百人に対し、六十歳以上七十四歳以下の男性は八十二人、七十五歳以上だと六十三人に減るという。