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将棋のブラジル」=アピールしたい=国際大会に代表送りPR=高齢化の先細り打開へ

5月18日(水)

 第三回世界将棋フォーラム(東京将棋連盟主催)が今年十月二十一日から二十三日まで日本で開かれ、個人・団体戦、講演会などが企画されている。玉城パウロさん(五段)、中野秀敏さん(四段)、中谷輝男さん(二段)の三人が出場することがこのほど、決まった。「世界最大の将棋人口を抱えているということを、十分にアピールしてきてほしい」。中田定和ブラジル将棋連盟会長は、選手団に熱い声援を送る。
 中国、フランスなど世界十二カ国が参加。それぞれ初・中・上級の三選手を送り込み、上級クラスによるトーナメントと団体戦を戦う。
 前回(〇二年十月)では、国内大会で優勝常連者の吉田国夫さんや若手ホープの浜公志郎さんらが出場。上位入賞を果たした。「今回は勝ち負けというより、やはり国際大会だから、ほかの国との親睦を深めたい」(中田会長)。
 将棋人口が多いとは言え、高齢化などで会の活動が先細りになってしまうという懸念があるからだ。フォーラムで現状を訴え、国際社会の目をブラジルに向けさせたいという。
 関係者内で、移民百周年(〇八年)に竜王戦(読売新聞社主催)を呼びたいという声が出ているだけに、存在を印象づけたいとこだ。
 中田会長は「三人はいずれも二世。日本語に弱いところもある。玉城さんは特に、将棋連盟に長く貢献してきた人。がんばってきてほしい」と話している。
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 ブラジル四大棋戦のひとつ、王将戦(ブラジル将棋連盟主催)が今月二十九日午前九時三十分から、サンパウロ市リベルダーデ区ガルボン・ブエノ街17番三階の同連盟会館で開かれる。中田会長、川合昭副会長、斉藤広総務が十三日午後、来社してPRした。
 段外、初段、二段、三段、四段、王将戦(五、六段)があり、一般三十レアル、八十歳以上二十レアル、十六歳未満二十レアル。受付開始は、午前七時三十分から。問い合わせ電話番号=11・3209・7687。