「(日本から)正月休みにハワイに行って、冬の俳句を詠む必要はない」。郷に入っては郷に従え、それならば今は秋か冬だ、と単純に納得したものの・・・。
句会に誘われた。秋の季語を用いて七句詠んでくる。「パイネイラ」、「ゴヤバ」、そして秋の行事。ここでは秋の雰囲気よりも旬の物の方が使いやすいかと思ったが、まだ「パイネイラ」がわからない。だからこそミックスされた季節の中で秋探しをすることに。これがとても面白い。
タンクトップの少女の鳥肌、弱弱しい蚊、秋の空で不信そうに泳ぐ鯉のぼり。
人の句を読むのも楽しい。言葉が少ない分、自分だけの想像が膨らむ。詠み手から説明を聞いてあっと驚くことも。ニッケイ俳壇入門かな。(郁)
05/5/18