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大耳小耳

5月17日(火)

 かつてバタタの産地として知れた町の人の話。中央とのつながりを持つ顔役が不在とあって、各種リッファの購入を求められても協力するのは一割程度に押さえているそうだ。先の文協選挙で、上原、谷陣営から投票の要請が文書できた。結局は、棄権した。この町には、約二百五十家族が居住している。積極的な働きかけがなければ、百周年の事業案も他人事の話で終るかも。
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 YOSAKOI・ソーランの準備が着々と進んでいるようだ。イビラプエラ体育館の設備問題できっぱり諦めてよりよい場所を探したり、実行委員長を三回目にして二世に任せたり、と臨機応変で素早い行動がよくわかる。先日スカイダイビングに挑戦したという組織委員長の飯島さん「もし落ちて死んだらそのときだよ。後悔はない」。思い切りのよい行動が成功の秘訣だろうか。
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 某県人会副会長による、戦後まもなくの話。中国人が訪日し、感激した。というのも、日本で日頃よく見かける「非常口」の文字を、「口は常に非ず」と解釈。「日本人は無駄口をたたかず一生懸命働く。これこそ日本の発展の秘訣か」。日本人をそう褒め称えたそうだ。現在では褒めるどころか、反日運動が盛んなのが惜しい。
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 欧州経由で往復する人が増えているが、この傾向が強まりそうだ。米国入国に関して、六月二十六日以降は機械読み取り式(MRP)旅券を提示しなければ入国を拒否されると、同安全保障省は発表した。これまでは移行措置として一回入国のみを認めていた。ブラジルでMRP式旅券を発行できるのはサンパウロ総領事館のみ。パスポートの身分情報欄下部に「THIS JAPANESE PASSPORT IS NOT MACHINE READABLE」との記載がある場合には非MRP式なので要注意。米国はさらに十月二十六日を期限に、ICチップなどを使って生体情報を記録した新旅券の発行を各国に義務付けている。