5月13日(金)
連警は来年一月からパスポートのモデルを変更することを決定し、プラナルト宮で見本の発表会を行った。従来の緑色から一般は濃紺、公務員の公用がオリーブ色、外交官が赤、国交がない国への渡航用は茶色、難民や亡命者用は黄色、緊急渡航用は薄青色にそれぞれ分けられる。現行のパスポートは期限切れまで有効。新規発行は百レアルから百五十レアル範囲内の手数料となる。連警によると偽造防止が施されているため、盗難にあってもすぐ見分けがつくという。ルーラ大統領は新モデルに興味を示さなかった。大統領は就任以来、四十七回出国しており、年内にまだ五回を予定している。国内でもパスポート使用が最も多い一人だ。
◎
IBOPEの調査によると、ブラジル人の大半は自然環境に関心を持っていない。百四十三都市の二千人を対象に調査した結果、七一%が無関心だとし、七五%が外国が領土に侵すと答えた。とくにアマゾン地帯が最も危険だとしている。また、三〇%が野生動物をペットとして飼育、生態系が崩れていくことに無知だった。
◎
国内航空業界の競合でGOLが遂にヴァリグを抜いて第二位に躍り出た。四月の各社シェアはトップのTAMが四二・三%、GOLが二七・八一%、三位に転落したヴァリグは二七・六一%だった。二位と三位の差は僅少だが、三月ではヴァリグが二九・八九%、GOLが二六・〇九%でその差は三・八%だったことから、GOLの進展は目ざましい。業界ではヴァリグが今年半ばまで二位の座を維持するとみられていた。
◎
二十六日の聖体祭(コルプス・クリスティ)の休日で、連休に踏み切る所が多いことから、リゾート地では、さわやかな空気の下で憩うをキャッチフレーズに、二人で一千レアル以下のパックツアーを提供している。主な物を紹介すると、▼グランデ・ホテル・ド・ラゴ…アグアス・デ・リンドイア(サンパウロ市から一六四キロ)、二十六日から二十九日まで七八〇レアル(0800・15・1421)。▼ホテル・ファゼンダ・ノッソ・ソニョ…イタチバ(サンパウロ市から八一キロ)、二十五日から二十九日まで九八六レアル(0・11・4525・3347)。▼ホテル・ファゼンダ・サン・ジョン…サンペドロ(一八〇キロ)三泊で九六〇レアル(0800・11・1411)。▼イタマンブカ・エコ・リゾート…ウバトゥバ(二二九キロ)、二十五日から二十九日まで七九八レアル(0・12・3834・3000)。