5月13日(金)
来る六月はフェスタ・ジュニーナの季節。各地の日本語学校は親睦のため生徒およびその家族ぐるみのフェスタをするのが習慣というか、常識。サウーデ文協日本語学校は、この時期、あえてフェスタを取りやめ、ややもすれば希薄になりがちな「日本文化の存在」を確たるものにするための文化祭をやるとか。美味しいものを体験させて盆踊りを展開……。イベント後の生徒たちの反応は?
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母国の人に冬着を──。長谷川エドウィン・ヒデキさん(三世、22)が昨年、長野市内でブラジルに衣類を送る会を旗揚げ。中古の衣類、毛布、靴などを集めている。日本人の顔をしているのに、日本語がしゃべれないのは恥ずかしいと数年前に、訪日した。日本人同僚がすぐに、衣類を捨てるのを見兼ねて、ブラジルの福祉団体に古着を贈ることを思いついた。サンパウロ州でも、真冬には氷点下を記録するところがある。大きなプレゼントが近々、届くかも。
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読売新聞十二日付けは、米大リーグ機構などが国別対抗戦「ワールド・ベースボール・クラシック」の第一回大会を来年三月開催すると報じた。十六カ国・地域の参加を見込んでおり、北米、南米、欧州、アフリカ、アジア、オーストラリアのチームを四組に分けて予選を行い、決勝トーナメントは米国で。ヤンキースの松井秀喜外野手は「状況が整って(日本代表に)選ばれるようなことがあれば、そのときはベストを尽くしたい」と語る。ブラジル代表にも世界一を目指して健闘が期待されよう!