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自由貿易協定を締結=メルコスル湾岸諸国=3年で貿易倍増へ

5月12日(木)

 【エスタード・デ・サンパウロ紙十一日】メルコスル加盟国は十日、ペルシャ湾岸諸国と自由貿易協定を締結した。ブラジリアで開かれた中南米諸国およびアラブ諸国会議のなかで合意に達した。メルコスル側はアルゼンチン、ブラジル、パラグアイ、ウルグアイで、ペルシャ湾側はサウジアラビア、バーレン、カタ―ル、クエート、イエメン、オマーンの諸国。これにより貿易のほか経済、技術、投資の面でも交流が活発に推進される。
 同会議では目新しい進展が見られず倦怠ムードが漂っていたが、協定締結で関係者は睡気を一掃した。アモリン外相は「各国が望んでいることを世界に先がけて成功させた」と手放しで喜んでいる。さらに近年の二大ブロックの貿易は五〇%の増加をみたが、向う三年間でさらに倍増するだろうと語った。
 二大ブロックの各国代表の間で関税障壁を取り除くなどの具体的話し合いに入ることも確認された。