5月12日(木)
チエテ移住地の郷土会が毎年九月に、サンパウロ市で開かれている。一昨年は入植七十五周年とあって、貸しきりバス数台で〃里帰り〃。会の健在ぶりを見せつけた。三十年以上の歴史を誇るとは言え、時代の流れか、参加者は当初の四百人から百五十人に減った。次に〃帰郷〃するのは、入植八十周年の二〇〇八年。移民百周年とも重なり、盛大に祝いたいそう。乗車希望者が、殺到してくれればよいが。
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ロンドリーナの百歳、金須ちどりさんの誕生日を祝う会が、さきごろ同市内で行われた。会場に子孫百九人の一覧表が掲げられた。末広がりに大家族になった、一人ひとりの名が系図状に示されていた。一覧表の隣に、ちどりさんが「私の宝」という、母親から贈られた和服を展示。これ(の布地)は〃百歳〃以上か。誕生会では招いた民謡・踊り仲間と屈託なく談笑。この悠揚迫らず―が長寿の一因だろう。
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防弾車は二百キロも重量が増えるため、エンジン、ブレーキ、サスペンションなどへの負担も半端ではない。元々がそれに値するような高級車であることはもちろん、もう一台分買うぐらいの費用がかかる。それに、運転技術や安全対策抜きには本来の能力を発揮しない。また改造車になるため、車メーカーの保証がなくなることもある。
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徳島新聞八日付けによれば、同県とブラジルの交流促進を目指す「徳島ブラジル友好協会」の結成総会が七日、徳島市内のウェルシティ徳島で行われた。ブラジル徳島県人会の原田昇会長らが出席。当日は会長として、結成準備の中心となった林啓介さん=鳴門市=を選ぶなど役員や会則を決めた。交流事業第一弾として、七月にサンパウロ市で物産展を開催し、同県の特産品を販売するという。徳島といえば阿波踊りだが、食べ物なら鳴門金時、ちくわ、大野海苔、金長まんじゅうなど。なにはともあれ、七月が楽しみ。