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毒入りピザで9人中毒=恋文添え高校生に差し入れ=ペルナンブッコ州

5月10日(火)

 【エスタード・デ・サンパウロ紙七日】ペルナンブッコ州ペトロランジア市で六日、差し入れ人不明の毒入りピザを食べた学生ら九人が中毒を起こし、病院に収容される事件が発生した。うち二人は重体で、レシフェ市の病院の集中治療室に搬送された。
 その一人のパウロ・シルバさん(16)宛に、熱烈な愛の告白文が添えられていたことから、警察では交友関係を中心に捜査を始めている。ピザはパウロ・シルバさんがグループ研究をしていた同市内のジャトバ高校に届けられた。
 配達したオートバイ・タクシーの運転手によると、ピザは二枚で、若い女性に頼まれたという。ピザに添えられた手紙には「世界中で最も愛している。毎日告白しようとモンモンとしている。明日市庁の裏で待っている。必ず来てほしい」との内容が記されていた。
 警察では文面に誤字が多いことから同校の高校生ではないとみている。単に片思いが募っての犯行か、えん根によるものか、交友関係を調べている。当人が重体のため、本格調査は病状の回復を待って行われる。また残されたピザから、その製造元と毒物の特定も急いでいる。