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昨年より「少なく、高く」=母の日贈り物=冷蔵庫、衣料品に人気

5月7日(土)

 【エスタード・デ・サンパウロ紙六日】「母の日」の贈り物をもらえる人は昨年より少ないが、しかし受け取れる母親は昨年より高価なものを受け取る―。サンパウロ州商業連盟が八百三十人を対象に調査した結果、プレゼントを贈ると答えた人は六八・五%だった。昨年は八七・三%だった。しかしプレゼント価格は昨年の平均四三・九一レアルから五二レアルと九・七%の上昇となった。(一年間の消費者物価指数のインフレ率を加味しての比較)。
 しかし、一年間でクリスマスに次ぐ商戦に定着しているこの時期に、商店筋は昨年より一〇%から三〇%の販売増を見込んでいる。全国で最大の販売チェーン店を有するカーザ・バイーアでは今年の買い物は早目だったとし、二十九インチテレビはモデルによっては在庫が底をついたし、携帯電話は三十万台と昨年より三〇%増えたとしている。携帯電話のほか、デジタルカメラ、ビデオカメラ、DVDプレーヤー、ドライヤーなど、個人の使用品は増えている。これまでは家族が共用できる家庭用品が主だった。
 同連盟のアンケート調査では、望む贈り物の一九・五%が冷蔵庫、一二・一%が衣料品、九・七%が花束、九・五%が化粧品だった。