5月6日(金)
【エスタード・デ・サンパウロ紙五日】史上最大の密輸摘発作戦が四日、連警により展開された。摘発はパラナ、サンパウロ、マット・グロッソ、マット・グロッソ・ド・スルの四州で同時に行われ、首領格を含む五十八人を逮捕するとともに、大量の密輸品を押収した。
連警は八十七人の逮捕状と百四カ所の家宅捜索令状を用意して現場に向った。これには六百五十人の捜査員が動員され、飛行機とヘリコプターの着陸のためフォス・ド・イグアスとマリンガの両空港が一時閉鎖された。密輸はパラグアイからフォス・ド・イグアスとマリンガ、ノーボ・ムンド、エルドラドの国境の町に入り、そこからブラジルの各州に配送されていた。 トラックは首領格経営の運送会社所有のもので、四百二十二台が押収された。一味は百五十人に上るとみられ、連警、道路警察、市職員などあらゆる職業の人物が荷担していた。取引は月一千万レアル、他の密輸団とも取引きが行われていたとみられている。押収された品の中には二百九十万レアル相当のタバコ、四百万レアル相当の電気製品が含まれている。