5月4日(水)
【エスタード・デ・サンパウロ紙三日】セヴェリーノ・カヴァウカンチ下院議長の毒舌は止まるところを知らず、ルーラ大統領をして三大失政の一つは下院議長の就任だと言わしめた。今回もルーラ大統領が政治改革を行わなければ来年の再選は難しいと発言し、労働者党員の神経をさかなでした。
またレイプされて妊娠した女性に対し、レイプは事故だと思い、子供は産むべきだと主張した。子供に罪はなく、生を宿った以上は母親の愛情を受けて育つ権利があることを強調した。反面レイプ犯に対しては、カトリック故に死刑には反対だが、死刑にされてもおかしくないとした上で、それでなければ二度と社会に復帰できない重刑に処すべきだとの見解を述べた。
五月一日のメーデー集会の演説でブーイングを受けたことについて、あれは拍手だと思ったとトボけ、翌日の新聞でブーイングだと知ったとして、議会への不満と受け止めて議員らに伝えると厚かましさをあらわにした。また国会議員は責任の割には給料が安すぎると不満を表明、先に昇給案を阻まれたことを根に持っていることが露呈した。