バッテパッポ
4月29日(金)
サンパウロ市内で一カ月平均九百人が失そうしている。これまでは子供や高齢者に多かったが、最近は十九歳以上の成人も急増している。警察によると成人と子供の比率は六対四となっており、その三%は行方がつかめないでいるという。これまで子供の失そう者は四万人に上り、うち三千人は手がかりが全くない有様だ。行方不明捜査警察署では現在、男性七十七ページ、女性二十五ページ、子供二十七ページ分の顔写真が登録されている。
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連邦政府の公務員の出張費が昨年、十億レアルを超えたことを受け、政府は五%から一〇%の削減を表明した。出張費は内外への航空料金や宿泊代で、政府専用のクレジットカードで支払われる。ほかに接待費にも使用されるが、チャッカリ現金を引き落として私用に使う向きも多いという。出張費は一部報道機関が暴露したもので、これに対し政府はあわてて削減を公表したというお粗末さだった。
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ブラジリアは二十一日、市政四十五周年を迎えた。奇しくもチラデンテスと同じ記念日だ。同市は政治家の町といったイメージが強いが、現実は他の都市同様、大衆化されている。遷都の時クビチェック大統領は、人口五十万都市を予言したが、半世紀に満たない今日、二百万人都市に膨れ上がった。同市に通う衛星都市の居住者百万人は含まれていない。北東部などから職を求めて流れ着いた移民が多く、このため同市の失業率は一九・四五%と国内でも高率となっている。それでも、建築家オスカー・ニーマイア氏設計の建造物は昔のままの偉容を保っている。クビチェック元大統領は近郊の農場で、一九七六年に死去するまでブラジリアを見守っていた。
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サンパウロ市近郊のアチバイア市は花とイチゴの町として広く知られているが、観光および保養地としても注目されている。サンパウロ市からフェルノン・ジアス国道で五十二キロと出かけるのにも手軽だ。市内公園にはプールなどのレジャー施設が完備されている。森林に囲まれ、田園風景が続くことで保養に最適。イタペチニンガ山に登ると自然の花が見られ、サンパウロ市、ジュンジアイ、ブラガンサなどの六市が一望できる。