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日本政府春の叙勲=在伯受章者は5人

4月29日(金)

 日本政府は二十九日付けで春の叙勲受賞者を発表した。ブラジル在住の叙勲者は邦人三名、ブラジル人二名の計五名。昨年の八名を下回るものの、サンパウロ総領事館、ベレン総領事館、レシフェ総領事館、リオデジャネイロ総領事館の四管内からの選出された。
 叙勲者の名前と経歴は次の通り。
【サンパウロ総領事館】
 旭日単光章=本藤利氏(73)。サン・ベルナルド・ド・カンポ市在住、帰化人(長野県)、ミズホ文化協会会長として協会の発展及び邦人移住者の取りまとめに貢献、ブラジルゲートボール連合の代表者としてゲートボール専用コートの造成に尽力を尽くすと共に競技の普及を通じて、日系人の団結、親睦並びに中高年者の健康保持増進に寄与。
 同=増田敏明氏(81)。ペレイラ・バレット市在住、帰化人(香川県)、ペレイラ・バレット文化体育協会会長として協会の発展及び邦人移住者の取りまとめに貢献、市における日本語教育の充実に努め、学校の公認化に貢献するなど子弟の教育充実に尽力。学校教育内容に運動会、盆踊り、折り紙、さらには日本食講習会などを取り入れ、日本文化の継承に努めた。
【リオデジャネイロ総領事館】
 旭日双光章=すが原和司(「すが」は「菅」の草冠が++の横並び)(71)。ニテロイ市在住、本籍は宮城県、元リオデジャネイロ州日伯文化体育連盟理事長として同州ニ日系社会の発展に貢献。
【ベレン総領事館】
 旭日単光章=縄田武四郎(83)。パラー州イガラッペアスー市在住、本籍は青森県、イガラッペアスー日伯文化協会を創立し、二十年以上会長を務め、同協会の発展及び邦人移住者の取りまとめに貢献、日本語学校運営に尽力。
【レシフェ日本総領事館】
 旭日双光章=坂口章司(71)。レシフェ市在住、本籍は東京都、レシフェ日本文化協会副会長として、地方出身の日本人子弟が利用する学生寮の建設及び運営に貢献、同協会会長として、邦人移住者健康管理のため、集団検診の実施を協会事業に加えることに尽力、日本語学校の開校と運営に貢献。