4月27日(水)
【エスタード・デ・サンパウロ紙二十六日】ルーラ大統領は二十五日、「国民はご都合主義につかり過ぎている」とした上で、「金利が高いと不平を言う前に、椅子に腰かけた重い尻を上げ、またバールでビールを飲む時間があるなら、金利の安い銀行や金融機関を何故探さない」と厳しく国民を非難した。
大統領は同日、低額クレジット計画の新法令に署名した。低所得層に融資するもので五千レアルまで月最高四%の金利となる。このための国家予算は取りあえず六億レアルを計上し、さらに十億レアルまで拡大する意向を示している。
冒頭の発言は署名が終った後の演説で述べたもので、月八%もの金利を徴収する銀行も悪いが、そのいいなりになる利用者はもっと怠慢だと決めつけた。今後はこの新計画を大いに利用すべきだと、宣伝も忘れていない。