4月27日(水)
歌手のブルーノとマローネのプロダクションが入居するサンパウロ市モエーマ区のワークセンタービルが二十五日、武装した窃盗団に襲われた。一味は午前一時半ごろビルに侵入し、警備員を脅してアラームを切断。一味の中にビルの警報システムを熟知する者がいたと警察はみている。同プロダクションはプラズマテレビ四二インチ六台とノートブック型パソコン八台、プリンター三台、他音響機器、現金、乗用車など総額七十万レアル相当の金品を奪われた。ビル十一階のうち、六階分が被害に遭った。
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サンパウロ市東部サン・ミゲル・パウリスタ区で二十四日午後十時半ごろ、友人と広場で会っていたバルバラさん(18)が流れ弾に当たって死亡し、少女(15)も腕と太ももに二発被弾してけがを負った。広場近くで車とオートバイが接触事故を起こし、口論の末にバイクの運転者が銃を乱射。事故の当事者二人は逃げ去った。
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サンパウロ市市警殺人捜査・被害者保護課の警部二人が共同経営者となっている民間警備会社二社が、電話盗聴を行っていた疑いで連邦警察、州検察庁に捜査されている。同社の顧客は多国籍企業や銀行などで、盗難や誘拐の脅迫の捜査を依頼、週三五〇〇から五〇〇〇レアルを現金で支払っていた。二人は容疑を否定。
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青木チエコさんのブルー・トゥリー・ホテルが連邦カイシャ年金基金(FUNCEF)とパウロ・O・ペレイラ上議の不動産会社に訴えられ、裁判所で争うことになった。訴訟内容は純然たる業務上の問題。ブルー・トゥリーに経営管理を委託した二社の出資者らが、期待した配当金を得られないと契約違反で異議を申し立てた。まだ裁判所から公式の呼び出しがないので、ブルー・トゥリーはコメントできないという。