ホーム | ブラジル国内ニュース(アーカイブ) | 大統領支持率が急落=政策評価低下と与党内混乱に起因

大統領支持率が急落=政策評価低下と与党内混乱に起因

4月21日(木)

 【エスタード・デ・サンパウロ紙二十日】ルーラ大統領の支持率が一カ月余りの間に六ポイント下がった。全国運輸連合が委託して調査したもので、二月の時点で六六・一%だった支持率が六〇・一%へと下落した。これにともない不支持も二六・五%から二九%に上昇した。十二日から十四日にかけて二十四州の百九十五都市の二千人を対象に調査したもの。
 大統領の支持率は、調査を初めた二〇〇三年一月は八三・六%の高率を示したが、四月ごろから下落し始めて昨年六月には五四・一%になった。しかしその後上昇に転じ、昨年十二月は六五・四%、今年二月は六六・一%となった。今回の低下は政府の政策への評価が低下したことと、与党内の混乱に起因している。
 いっぽうで不支持は昨年六月に三七・六%に達したが、今年二月には二六・五%まで下げ、今回はまた二九%まで戻した。
 政府に対しては「最良」が九・六%、「良」が三九・八%、「普通」が六・八%、「悪」が六・八%、「最悪」が九・二%だった。