4月15日(金)
飲料水の井戸を掘ったところ、石油が湧き出た。石油は石油庁に送られ成分検査されているが、当地の農民らは早くも〃石油成り金〃を夢みてはしゃいでいる。パラナ州ジョアキン・タボラ市(クリチーバから三百五十キロ)の農村地帯が話題の場所。これまで数度、石油噴出の報が流れたがいずれもデマだった。十年前にペトロブラス(石油公団)が各所で二千三百メートルまで掘り下げたが石油は、出ずじまいだった。今回の井戸は三百メートルの深さだった。この一帯は農牧を営む貧困地帯で、市長は財政が改善されるとして、神への祈りを欠かさないでいる。
◎
二十一日のチラデンテス休日から週末にかけて連休となるが、二人で一千レアル以下と懐が痛まないパックが提供されている。いずれもプール、サウナ、プレイグランドのレジャー施設付き、エアコン付き部屋でゆっくりくつろげる。主なものを紹介すると、▼ポウザーダ・マジック・シティ(スザノ市、二十日から二十四日まで四百五十三レアル)。▼ホテル・ポウザーダ・ブリグ・マレジアス(サンパウロ市から二百四キロ、二十日から二十四日まで六百四十レアル)。▼ホテル・アグア・サンペドロ(サンパウロ市から百八十四キロ、二十一日から二十四日まで六百五十レアル)。▼ホテル・カザブランカ(リンドイア市、二十一日から二十四日まで八百四十レアル)。▼ホテル・ファゼンダ・ノッソ・ソニョ(イタチーバ市、二十日から二十四日まで九百九十レアル)。
◎
アメリカのロサンゼルスにブラジルのショッピング・センターがオープンする。六〇年代の建築物を改装しており、ブラジル商品を取り扱う十五店が五月から営業を開始、商品に限らず翻訳や保険、旅行社などのサービス業も入居する。さらにブラジル紹介や芸術展、サッカーの写真展のスペースも確保される。
◎
携帯電話の普及はプライバシーも侵害している。世界の利用者のうち一四%が、電話が鳴ったことで夫婦間の性交渉を渋々中断した経験をしている。ヨーロッパの電話会社が各国三千人を対象に調査したもので、最も侵害が多かったのはドイツとスペインで二二%ずつ、最も少なかったイタリアでも七%だった。残念ながらブラジルは調査対象にならなかった。