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世界優良企業に伯企業19社=ペトロブラスは88位=上位1千社内に銀行4行

4月8日(金)

 【エスタード・デ・サンパウロ紙二日】米誌フォベスがこの程発表した世界優良企業ランキングで、アメリカのシティグループがトップとなった。これは各企業の販売、利益、運転資金などを総合的に分析したもので、世界の企業二千社をランク付けした。
 シティグループは回転資金が十四億ドルに上り、総合で他社を上回った。二位は産業部門のジェネラル・エレクトリック(米)、三位は保険部門のAIG(米)、四位と五位は銀行のバンク・オブ・アメリカ(米)とHSBC(英)、六位から八位までは石油メジャーのエクソン・モービル(米)、シェル(オランダ、英)ブリティシュ・ペトロリアム(英)、九位はオランダの金融グループのING、そして十位は日本の自動車メーカーのトヨタとなった。販売部門のトップはスーパー業界のウォール・マート(米)だったが、総合で十二位に終わった。株価の最も高い「人気株」はエクソン・モービルだった。
 ブラジル企業は合計二千社のうち十九社がランキング入りした。トップはペトロブラス(石油公団)の八十八位で、ラテン・アメリカ諸国の内でも最高に位置づけた。一千社以内ではブラデスコ銀行(二百八位)、ブラジル銀行(二百五十六位)、バーレ・ド・リオドーセ(三百六十一位)、イタウ銀行(四百七十七位)、ウニバンコ銀行(六百一位)、エレトロブラス電力(八百七位)が名を連ねた。
 ラテン・アメリカ圏内からはメキシコが十八社、このうちセメントのセメクスが三百六十一位と最高だった。チリが五社、ペルーが一社(金融部門のクレジコープで一千九百七十四位)、パナマが一社(英国資本で、観光とレジャー部門のカーニバルで二百三十位)だった。
 国別ランキングを見ると、アメリカが七百十一社と最も多く、上位二十社のうち十一社を占めている。次いで日本の三百二十六社だが、上位二十社にはトヨタ一社のみ。さらに英国の百四十社と続き上位二十社には四社が喰い込んだ。経済成長が著しい中国は二十五社が名を連ねたが、最高は石油部門、ペトロシナの五十七位だった。