4月6日(水)
集中豪雨が四日未明にサンパウロ市全域を直撃した。特に被害が大きかったのは南部のカンポ・リンポ、ブタンタン区。コチア市で排水口を掃除しようとした左官が誤って吸い込まれ、溺死体で発見された。ピリトゥーバ区で、濁流に流される友人を助けようとして二人が行方不明になった。サンパウロ市全体では、四十八カ所が水浸しになった。
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市場関係者らによると、航空会社のゴルは経営危機に陥っているヴァリグ航空の買収に向け非公式に提案を行ったとされる。アレンカール国防相が買収先としてゴルを勧めたのが発端。ゴルは四年間に国内線のシェアを二〇%以上占めるに至った優良企業。ゴル以外には、ポルトガルの企業、ジョルナル・ド・ブラジル、オーシャンエアーが名乗りを挙げている。
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カヴァウカンチ下院議長はピンダモニャンガーバ市で行われた聖職者と企業家の会合で、同性愛者のキスシーンをテレビで放映するのを禁ずべきだと述べた。家庭の尊厳を守るために法令化すると、サンパウロ州工業連盟のスカッフ会長とサン・ベネジット教会のアッシス大司教の賛同を求めた。この種のシーンの放映は法律で禁じられていたが、二〇〇〇年九月に高等裁判所が同法の適用を無効にした経緯がある。