4月2日(土)
ブラジル銀行は年金生活者への低利融資のため、年金からの割賦支払契約を社会保障院(INSS)と結んだ。伯銀によれば、金利は融資期間により月利一・五%から二・四%まで。都市銀行の一・七%から四・五%よりは金利水準が低い。融資額は百レアルから最高四万レアルまで。融資申請資格者はブラジル銀行から年金を受給する五百六十万人。それ以外は窓口で相談すること。
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サンパウロ州サンヴィセンテ市のファベーラ、サンバイアツーバで三十日夜、ガスボンベが爆発し火災が発生した。焼け跡から十一歳を頭とする三人の女の子と男の子一人の遺体が発見された。母親エリザベッチさん(32)は妊娠三カ月で、医師の定期検診を受けるために外出、留守中の出来事だった。葬儀には近所から八百人の人たちが野辺の送りに参加した。
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リオ市警察は、男性二人を刺殺して首を切り落とし、その一つを三十日未明にデュケ・デ・カシーアス軍警大隊の中庭に投げ込んだ疑いで軍警八人の身柄を拘束し、取調べを行っている。八人は容疑を否定。容疑者らは、賄賂を受け取り不正を働いていた八人を処分した同大隊の司令官、ロペス大佐に仕返しするため首を投げ込んだとみられる。殺された二人の身元は確認されていない。
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市長交代に伴い見直しのため中断されていたパウリスタ大通りのイベント「ドミンゴ・ナ・パウリスタ」が三日朝につつましく再開する。騒音対策としてコンサート用舞台を撤去、音楽演奏やダンスの催しはスピーカーを通さず生の音で行われる。交通渋滞を緩和するため、通行止めとなる車線も片側(パライゾ方面)だけとなる。催しは警察犬のショー、ヨガ、太極拳教室、音楽演奏など。同日、イベントについてのアンケート調査が実施され、結果に基づき続行するかどうかを市は判断する。