4月1日(金)
全国カラオケ指導協会ブラジル本部(島田正市総本部長)は、十日、横浜で開催される同協会の全国大会に三人の歌手を派遣する。
同大会は日本全国、台湾、ハワイ、アメリカ、オーストラリアなどからも参加者があり、二〇〇一年から三年連続でブラジル代表が優勝している。蛯原忠男理事も審査員として参加する。
今回派遣されるのは、小野幸子さん、小沢節子、ユカさん親子の三人。小野さんは歌手の田端義男さんが来伯した際、デュエット役を務めたほどのコロニアを代表する歌手。大会では自身の持ち歌である「大地のように」(島田正市作曲、川合節子作詞)を披露する。
三人ともサンパウロ州選抜歌謡大会で優勝経験があるベテラン。訪日が「千羽鶴を折っていた」ほどの夢だったユカさんは今回、「夜桜挽歌」を憧れの日本で歌う。協会内の大会で優勝したユカさんと小野さんには今回、往復航空券が送られている。
島田本部長は「三人とも素晴らしい歌手ですよ」と大会での活躍を期待する。
三人は四日にサンパウロを出発、十日の大会に参加後、十三日まで滞在する。
小野さんは二十三日に米国サンフランシスコで開かれる「桜祭り」にも歌手として参加する。