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東西南北

3月29日(火)

 セレソンがW杯に大きく前進――。サッカーブラジル代表は二十七日、W杯南米予選でペルーに一対〇で辛勝した。首位こそ宿敵アルゼンチンに譲るものの、勝ち点で三位以下に差をつけ、十八回連続出場に向け大きく弾みをつけた。過去二試合の予選で勝ちのないブラジルはホームでの試合だけに前半からペルー陣内に攻め込むがエース、ロナウドが不調。次第に攻めのリズムを失い、こう着状態に。後半、サントスの天才FWロビーニョを投入したブラジルは後半二十八分にロナウドのアシストを受けたカカーが蹴りこんで決勝点を挙げた。ブラジルは三十日、敵地でウルグアイと対戦する。
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 無防備の聖職者を射殺したことで国際問題となったスタング宣教師殺害事件で、殺害教唆の容疑で指名手配されていたヴィタウミロ・B・モウラ容疑者が、アウタミーラ連邦警察へ自首した。本人は、事件とは無関係で潔白を証明するため自首したといい、殺害を教唆した人物の名を供述した。供述によるとアウタミーラ市で何度も署員と顔を合わせており、逃亡してはいないという。
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 サンパウロ州ボア・エスペランサ・ド・スル市で二十六日早朝、クレウーザ・ソアレス・デ・リーマ容疑者(33)が夫(45)を別荘に閉じ込めた後、軽油をまいて火を放ち焼死させた。事件の数分後警察は妻を逮捕。動機は「夫とのけんかに疲れ果てた」ため。二人は犯行の前日、釣りに行った帰り道、別荘に戻るまでケンカしていたという。
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 サンパウロ市は軍警、市民警備員、司法当局の協力のもと、落書き対策プログラムを同市西部ピニェイロス区から試験的に実施すると発表した。これは、落書きの現行犯で捕まえられた人の家族が落書きを消すための費用を市に支払い、さらに落書き犯は同市中心部の落書きを消す義務を負うというもの。連邦令では、落書きは禁固三カ月に罰金と定められている。