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増える貿易上のトラブル=専門の法律事務所次々と開設

3月23日(水)

 【エザーメ誌】一千億ドル近いブラジル製品の輸出増加に伴い、外国市場で通商問題に関わるトラブルが頻発し、ブラジル人弁護士の出番が急増した。貿易問題専門の法律事務所が最近、次々開いている。これら事務所で働く弁護士はこれまで、企業の外国部門に勤務しトラブルには精通した人たちだが、国内では、むしろ何かと不案内で陸に上がった魚だ。
 企業が輸出に力を入れると、外国企業とのトラブルも比例して増える。トラブルが多いのは、一、アンチダンピングやセーフガード、補助金問題の調査と訴訟手続き。二、交渉と合意の内容。三、関税の節税対策と通関手配。四、競争相手とのトラブルの解決など。
 法律事務所のメンバーが、高齢なため新人の養成とジュネーヴのWTOでの研修も行っている。企業から依頼のある調査や訴訟内容は,扱い数量の増加とともに年々複雑になっている。

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