3月22日(火)
アウキミンサンパウロ州知事は十八日、タトゥアペ少年更生施設(FEBEM)が十八年間に七百回の事件を起こしたことで、同施設の閉鎖を決定した。九都市に四十一カ所の施設を新たに設け、収容者千六百四十人を分散するという。さらに全収容者六千人の家族へ、生活扶助として六十レアルを支給すると発表した。知事の発表当時、ラポーゾ・タバーレスの施設は暴動の最中だった。
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武装した十五人の強盗団が十八日早朝、サンパウロ市東部ジャルジン・アナーリア・フランコ区のマンションに侵入、住民二十人をガレージに監禁して十戸から金品を奪った。うち二人は徒歩で逃走する途中、六人の子どもが乗ったスクールバスに乗り込み、五分後さらにもう一台の乗用車を奪って逃走。車で逃走した別のメンバーは追跡した軍警と撃ちあい、流れ弾に当たって十二歳の男児が負傷。逮捕された犯人は二人のみ。
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性犯罪二件。リオ市西部ジャカレパグアー区で十八日深夜、二歳の女児が義父に乱暴され死亡した。母親の仕事中、祖母が突然家を訪問したところ血まみれの孫を発見。近所の人らがリンチを加えようとしたが、警察が取り押さえた。アマパ州の公立病院では、外科医が出産の最中にインジオの女性にオーラルセックスを強要したと告発され、現在検察が捜査中。
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サンパウロ州道路局(DER)は十九日、サンパウロ州幹線道路の路肩で〇四年に七十三人がはねられ、五日に一人の割合で死亡したと発表した。携帯電話が鳴るなど他愛ない理由で路肩に駐車しようと、乗用車の運転手が背後を走行中のトラックに配慮することなく急減速し、付近を歩行中の通行者を巻き込んだ事故を起こす。路肩に車を一時停車して休憩する運転手もいる。自転車で路肩を走るとき、スペースがないためちょっと車線に入るなど、国道は危険で一杯だ。