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邦人男性襲われる=空港からの街道で=サンパウロ市

3月22日(火)

 十日午前七時ごろ、サンパウロ市ヴィラ・マリア区ドゥットラ街道マルジナル・チエテ付近で三十代の邦人男性が乗った車がブラジル人男二人に襲われ、高級腕時計を強奪されていたことが十八日、サンパウロ総領事館の安全対策情報(被害速報)で明らかになった。犯人はバイクに乗って車に接近し、けん銃で運転席側の窓ガラスを叩き割ったが、男性にけがはなかったという。
 事件当時、街道は交通渋滞。男性はグアルーリョス空港からサンパウロ市内の自宅に向かう途中だった。
 同総領事館では「犯人は空港で被害者をすでに物色し、狙いを定めていた可能性がある」と推測。防犯対策として、空港送迎時は強盗から目をつけられないよう、空港二階「出発用ロビー」の出入り口を利用する▽尾行車両がいないか常に周囲を警戒する▽不審な車両を確認した場合、最寄の警察署やガソリンスタンドなどに一時待避する▽華美な服装は避け、装飾品、高級時計などは身につけない――と警告している。