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Farcの麻薬はブラジルへ=コロンビア副大統領が警告

3月19日(土)

 【エスタード・デ・サンパウロ紙十八日】コロンビアのフランシスコ・サントス副大統領はエスタード紙とのインタビューで、現在コロンビア革命軍(Farc)の管理下で生産される麻薬のほとんどすべてが、ブラジルに密輸されていると警告した。
 同副大統領によると、ここ数年間のコロンビア政府の軍事作戦でFarcのメンバーらがアマゾンの奥地に追いやられ、国境を越えてブラジルに侵入している可能性があり、またブラジル北部の各州だけでなく、ペルー、ボリビア、パラグアイを経由して麻薬がブラジルの闇市場に流入しているという。
 同副大統領は、ブラジルがFarcをテロ集団とみとめるようコロンビア国民は期待していると述べ、Farcに対するブラジル政府の姿勢が変わることを期待した。二〇〇二年の大統領選でFarcが労働者党(PT)に五百万ドルの献金を行ったという情報については、コロンビア政府は確認していないと述べた。政党や政治家への献金はFarcの常套手段だという。