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パライゾ区で強盗被害=邦人ら、拳銃で脅され=聖総領事館明かす

3月19日(土)

 十日午後十一時五十分ごろ、サンパウロ市コロネウ・オスカル・ポルト街で、邦人男性二人と日系女性一人がブラジル人男にけん銃を突きつけられ、所持していた旅行バッグとアタッシュケースを強奪されていたことが十四日、サンパウロ総領事館の安全対策情報(被害速報)で明らかになった。
 被害者は四十代の日本からの出張者と、三十代の永住者、および四十代の日系女性。飲食店を出て、帰宅途中に襲われた。「バッグをよこせ」とけん銃で脅迫してきた男は、付近のマリア・フィゲレイド街で待っていた共犯者が運転する貨物車で逃走したという。
 パスポートやデジタルカメラ、ノートパソコン二台、小切手などが奪われたが、パスポートは翌日置き去り品として発見された。
 領事館は事件について、「犯人は行き当たりばったりではなく、あらかじめ逃走手段を用意していることからも、被害者を物色していたと思われる」とみて、けん銃使用の強盗事件が多数の邦人が居住するパライゾ区で発生したことから、注意を喚起している。